宮崎地区社会人サッカーリーグ 第7節

2017.08.20 萩の台サッカー場

SANTANA vs AQUILOTTI


3 - 1

1 前半 0

2 後半 1


 

MEMBER
STARTING RESERVE
P No NAME G A 評価 P No NAME G A 評価
GK 31 面高 健祐 - - 8.5 MF 17 長渡 優 - - 6.0
DF 16 安山 侑任 1 - 9.0 MF 30 古宮 秀隆 - - 6.5
DF 25 前田 法彦 - - 8.5 MF 4 黒木 悟志 - - 7.5
DF 2

上野 俊介

- - 8.5 DF 87 末海 聖也 - - 7.0
DF 19 野澤 秦皓 - - 8.5 MF 11 森 翼  ‐ 1 7.5
MF 18

畦池 彰

- - 8.5            
MF 14 尾崎 順一 - 8.0            
MF 5 黒木 充照 1 1

8.5

           
MF 10 西山 智人志 - - 8.5            
FW 21 明石 崚 - - 8.0            
FW 本多 柊吾 1 8.0            

 

MVP No.16 安山 侑任

爆発的なスピードによる縦の突破と豊富な運動量から成り立つ素早い戻り、そしてしつこいチェックと堅実な守備。右サイドバックを任されていた時間は持ち場を、そしてその前のスペースを掌握した。後半左サイドハーフにポジションを変更しても変わらず動き、チームに安堵をもたらすチームの3得点を上げAQUILOTTIの心を完全に折った

 

GAME ANALISYS

リーグ第7節大変にお疲れ様でした!

前節に続き今節も(佐藤・松元含む)19名の多数参加ということで大変に感謝しております!

 

私に不手際があり田島に出場の機会を与える事ができなかったがその日の夜には「あそこで俺を呼んでも翼使ってくださいって言ってましたよ」って相変わらず男前でした

 

 

 

さて、もう10年以上このチームを率いて普段ならこんな交代作業も慣れているはずの私でも上記のようなミスを犯してしまうほど頭がテンパる今回の相手がAQUILOTTIでした

 

第6節を終えて1試合多く消化しているSANTANAが1位、それを無敗で追いかけるのが2位AQUILOTTIでこの日は首位決戦でした

いわゆる天王山というやつで、SANTANAがこの山を登り切るか否かで見える景色も大きく変わる状況

 

もちろんこの後もTRIUMPH戦(9/3)やプレスト戦(9/17)と連続で強敵が控えてますし、最終節は昨年PK負けを喫した宮崎銀行FCと楽な試合は一つもありません

 

だからこそ勝たねばSANTANAは窮地中の窮地に追い込まれる

 

 

 そして、SANTANAは結果を出した。

 

 

 

上記の通りSANTANAは3-1で見事勝利を収め首位の座を守り切りました

 

そんな試合のスタメンはこのようになりました

 

 

 

 

ポイントはCH充照の復帰後初スタメンとCB俊介の一時帰還

それとサブが黒木悟志、長渡優、田島啓央、古宮秀隆、森翼、末海聖也の6名で豪華な陣容となりました

 

若手を先発にし後半ベテラン投入で試合を決める形が前節でハマりましたのでそれを意識しつつ、AQUILOTTI相手となるとかなり押し込まれる予想でしたので2トップ以外の選手は守備力(運動量)を一番重視していました

 

私のそんな予想が外れたのが嬉しい誤算でした

SANTANAは試合開始からイニシアチブを握り相手陣内で色んな仕掛けを見せてくれました

大きな特徴としては前線の2人にキッチリとボールが収まる所

これにより中盤の出足に迷いがありませんでした

 

そして開始4分に先制点を奪います

相手の多数をゴール前に張り付けさせるほど差し込んだ展開の中、ぺナエリア内左45度付近で柊吾とディフェンダーがゴチャるとこぼれてきたボールを充照が左足一閃

 

キーパーもほとんど反応できないパーフェクトなゴールが決まります

 

出鼻をくじかれたAQUILOTTIはやや落ち着きがなくSANTANAは追加点を奪うべくハードワークでボールを奪い素早い攻撃をどんどん仕掛けていきます

私が予想していた展開とは真逆の構図に少し感動すら覚えました

 

ここで目に付いたのは、SANTANAのCBが強固なのでサイドから打開しようとしたAQUILOTTIのボールを何度も奪ったり跳ね返したりと大車輪だった両サイドバックの侑任と秦皓

特に侑任はそのまま攻撃参加し相手サイドバックを置き去りにするシーンも作ったりと完全に右サイドを掌握

AQUILOTTIにとってはここが一番頭を抱えるスペースだったと思います

 

いつでも追加点が取れそうな展開が続くがその大事な2点目が中々入らない

するとAQUILOTTIが徐々に落ち着きを取り戻し本来の実力を見せつける場面が増えてきた

 

前半15分まではSANTANAの時間だったがその前半が終わる頃には気が付けばイーブンの展開に持ち込まれていた

それでもまぁかなり押し込まれる予想だった私からしたら十分すぎる内容と結果ではありました

 

 

そのまま前半が終了し交代メンバーは申請せずにそのまま後半へ←これが悪手(ハーフタイムの交代人数は無制限だが試合中の交代は5人までなのでこの時点で1人出る事ができないのが確定した)

 

この後半は5名のメンバーが途中出場します

最終的な試合終了間際のフォーメーションはこうなっていました

 

 

 

 

フィールドプレイヤーの中でポジションが変わっていないのがなんと秦皓と俊介の2名のみ

残りの8か所は交代メンバーが入ったりスタメンがそこにズレていたりします

このフォーメーションを見る限りはその時の状況により各選手が与えられたポジションをハイレベルでこなせるのがSANTANAの強みだと証明しています

 

 

そんな後半はやや押される展開からスタートします

SANTANAの悪い癖です「リセッター発動。」

 

前半の展開はなんだったのかと言うくらい何もできずに防戦一方となります

そんな中たった1本の縦パスで崩されます

 

きわどい位置に落ちたボールでしたが前に出る選択をしたケンが処理してマイボールになりかけます

が、これをファンブル

相手がこれを奪い真横にいた味方にパス

一瞬でゴール前キーパーのいない状態で1対2を作られホルダーは中央にリターン

これを無人のゴールに冷静に押し込まれ同点に追いつかれてしまいます

 

その失点シーンの間に交代申請を済ませていた優と古宮をリスタートとなるキックオフから投入

打開を図ります

 

が、追いついたチームの勢いは中々止める事ができず前半上手く出来ていた前線のキープや中盤のボール奪取ができなくなってしまいました

 

このままだとジリ貧確定なので後半10分過ぎには悟志の投入を決めその後すぐに聖也も準備させました

その悟志がピッチに入ってから2つポイントを作ります

 

それまで何度もボールをFWに入れて跳ね返されていたSANTANAでしたが悟志は入ってすぐにAQUILOTTIの中央でぽっかりと空いたスペースにスーッと入りボールを受けキープしました

その時は何もせずに幾人かのプレスを受け流し下に返しただけですがそのプレーで明らかに相手に問題を生じさせる事ができそうなスペースが中央あるぞ、と一つ光明が差します

 

その何分後かのプレーで自陣ゴール前のディフェンスで悟志はファールを犯してしまいます

これが2つ目のポイント

そのフリーキックで完全にニアの枠内に蹴られたシュートをケンが横っ飛びで外に弾き出すビッグセーブを見せた!

 

これが本当に大きなターニングポイントだったんじゃないかと思います

こういうビッグプレーは相手の足を止め味方の背中を押します

 

このプレーからSANTANAは本当に盛り返しだします

あれほど押し込まれていたのが嘘のように

 

これに便乗したかったので同サイドの対戦相手の頭の中に自分の速さを十二分に刻み込んでいた侑任を逆サイドの中盤に上げ聖也を空いた右バックへ

中盤でのパス回しというかまぁボール捌きが少しだけ、ほんの少しだけ不得手な侑任君ですが例のスペースさえあれば何か仕事をしてくれるんじゃなかろうかと不安半分期待半分で配置しました

 

そんな私のアイドル侑任君とは一切関係ない場所でSANTANAの得点が生まれます

ゴールから30mはある中央やや左からのフリーキック

キッカー充照が思いっきりニアに蹴り込むと良い縦回転で伸びたボールがポストを叩く

これが中央に弾かれ相手に渡っ、、てあ、、、、

そのままダイレクトのクリアを選択した選手のキックがミスになってしまいそのままゴールイン

まさかの展開に会場は一瞬静まり返ったが時計を見ると残り5分

速攻で翼を呼んで明石アウトで中盤の守備固めに入る

 

そんなフレッシュな翼がチーム3点目の起点となる

ショートカウンターで右サイドを駆け上がった翼にボールが入る

そのままぺナエリア内へ侵入した翼は右足を振り抜く

これがキーパーの手?かポスト?かに当たり(覚えてない)中央へバウンドする

 

ここで待ち構えていたのがっ!

スーパーお茶目な金髪ボーイ!

YUUUUUTO!!!!

 

ヘッドでポコっと決めて試合を決定付けるチーム3点目を奪ったのであります

残り時間はアディショナルタイムのみでした

SANTANAはこれを無難にやり過ごしタイムアップ

 

正直後半の入りを見て大量失点も覚悟しましたが踏ん張り切ったメンバー全員に感服いたします

 

AQUILOTTIさんありがとうございました!

 

 

 

面高 健祐

今季デビューしてからずっと結果と内容に苦しんでいたが大一番でひときわ輝いてみせた。あのセーブは失点を防いだだけではなくチーム全体をノせるビッグプレーでした

 

安山 侑任

特に前半は満点をあげたいくらいに完璧だった

 

前田 法彦

空中戦が完璧だった。前半のCKが決まっていれば一気に楽にはなれたが、、、。相方俊介との間にいるFWの折り合いに苦労していた

 

上野 俊介

かなりの緊張感の中でゴールを守っていたがよく最後まで足がもってくれた。トータル最強だった

 

野澤 秦皓

相手の中途半端なボールを一切見逃さないレスポンスがイカつかった。それだけでチームを大きく救っている

 

畦池 彰

アンカーの位置に入りバランサーとして的確にメンバーを動かした。己もハードワークしながら味方にかける声も気持ちのいいものが多く特に前半はチーム全体をノせた

 

尾崎 順一

相変わらずのハードワーカーでいくつも潰したポイントがある。ロングボールの競り合いの参戦率が高いまでは良かったがそれに勝った場合のビジョンが味方と共有できていなかった。特に前の2人は後輩なんだから自分のイメージをもっと的確に伝えるべきだ 

 

黒木 充照

久々のスタメン復帰で先制点と2点目の起点になる。中盤でも最後まで運動量が落ちることなく相手の脅威となり続けた

 

西山 智人志

前半前目でカットするシーンや順一のポジションにカバーに入る動きなどチームの為になる動きをいくつも見せた。後半途中からアンカーに移され、最後にはセンターバックにも入ったがそれぞれのポジションをハイレベルに全うしきった

 

明石 崚

自信を持っているキープ力を遺憾なく発揮し時折魅せる個人技で相手DFを粉砕した。が肝心のシュートを外しすぎた

 

本多 柊吾

相手サイドバックの裏を取る作業が完璧でそのランだけでいくつものチャンスを作った。この動きは多くのプレスを受けている中盤やサイドバックからしたら本当に助かる

 

長渡 優

この日の優は終始上手くいかなかった。ドリブルも取られるのでパスに切り替えるとパスミスになる。試合に入れなかった

 

古宮 秀隆

チームが苦しんでいる時間帯にドリブルでマイボールの時間を作り一時はらしさを見せたがポジションを変えてからは鳴りを潜めた

 

黒木 悟志

入ってすぐにボールをもらい侵入場所を見つける仕事をした。その後のあのファールは審判の位置で結果が変わる不運な判定だとは思うがあそこに戻ってまで守備をしてくれたことを感謝したい

 

末海 聖也

期待の新人に少ししか時間を与えられなかった。そんな中でもクイックネスを発揮し相手をけん制し続けた

 

森 翼

この試合のほとんどを外で過ごしたが聞いているとプレーしている選手に外から本当に気持ちいい声掛けができる奴だ。こういう奴は試合の内容や流れをしっかり頭で把握しているから入ってすぐ結果につながるプレーができる。頼りになる存在だ