宮崎地区社会人サッカーリーグ 第2節

2017.05.21 清武運動公園

SANTANA vs 宮大WINGS


2 - 1

1 前半 1

1 後半 0


 

MEMBER
STARTING RESERVE
P No NAME G A 評価 P No NAME G A 評価
GK 31 面高 健祐 - - 6.5 MF 30 古宮 秀隆 - - 6.5
DF 7 田島 啓央 - - 6.0 MF 11 森 翼 - - 6.0
DF 25 前田 法彦 - - 7.0 MF 18 畦池 彰 8.0
DF 23

石塚 優樹

- - 8.5 GK 15 平尾 和基 - - 6.0
DF 16 安山 侑任 - - 8.0            
MF 14

尾崎 順一

- - 7.0            
MF 19 野澤 秦皓 - 1 8.0            
MF 17 長渡 優 1 - 6.5            
MF 明石 崚 - - 7.5            
FW 10 西山 智人志 - - 6.5            
FW 本多 柊吾 1 - 7.5            

 

MVP No.23 石塚 優樹

レーニングマッチなどで幾度かお前らしさを見せてほしいと私に注文を付けられた今季の新人がこの試合でガラリと化けた。高さと球際の勝負強さが際立っており、加えて後ろからのコーチング、それに連動したカバーリング。悪い部分が見当たらない。正に自分らしさ、己の武器を私に見せつける活躍を強敵宮大ウイングス相手にやってのけたニューヒーローである。


 

GAME ANALISYS

宮崎地区社会人サッカーリーグ第3戦(2節)大変にお疲れ様でした

少し蒸し暑いコンディションでしたがずっと薄い雲が全体的に張っていたのが救いでした

 

開幕からの2戦を1勝1分けで迎えた正念場。昨年度の王者宮大ウイングス戦が早速やってまいりました

それではスタメンです

まぁ優樹の初CBや明石の合流後即スタメン起用、それに侑任のLSBなど色々触れたいポイントはあるんですが自分の中ではFW西山智人志。これに一番の比重を置いていました。

 

まず開幕戦(FC SOLEO戦)の2トップ(侑任&秦皓)だと必ず縦に速いサッカーになります。私的には嫌いじゃありませんが、いやむしろ好きなんですが、こと宮大戦に関してはそのことによる不利が大きく働くのではないかと考えました

 

1発を狙うわけですから相当な精度じゃないとロストします。そのタイミングが早いと相手の手駒が揃った状態でカウンターをくらうので失点のリスクが高まります。ならばキープ力のある柊吾や智人志に体を張ってもらい時間をかけながらでもいいから攻める。特に智人志は昨年度の宮大戦で決定機を逸していますのでそのリベンジも兼ねて前線に配置しました。

 

 

逆に次節のザッキーズ戦なんかは縦に速いサッカー苦手そうなんで侑任と秦皓の2トップが復活するかもしれませんねあっ!あいつら次の試合フットサルでサボるんだった(*^▽^*)シバいたろか

 

 

さて、試合は開始から早速動きます

 

敵陣ペナルティアークの右手前でボールを受けた柊吾が中央に向けて2.3度タッチすると自慢の左足を振り抜く

これがグラウンダーのいい軌道のシュートでボールはそのまま逆サイドぎりぎりに吸い込まれ先制点!

 

前節の宮崎信用金庫戦は結果も出ずほろ苦いデビュー戦となってしまったが、そのうっ憤を晴らすかのような素晴らしいシュートでした(インナーの黒は見えないようにしないと怒られるぞ^^)

 

この得点で勢いのついたSANTANAは前半の15分を攻勢に進め、ある程度のチャンスを作り大きなピンチを招くこともなかった

柊吾の得点がSANTANAを大きく手助けしたと言えるだろう

 

しかし前半の給水タイムを終えると徐々に前線がキープできなくなり相手中盤にイニシアチブを握られ始める

そこで痛恨の失点をしてしまう

 

ディフェンスからのクリアボールが低くなり相手中盤がカット

そのまま優樹と侑任の間にいたフリーの選手へボールを配給されあえなく失点

 

前半の前半に見せていた勢いをまた取り戻さねばとギアを上げたい所での失点に少し肩を落とした私だが選手は踏ん張った

 

確かに劣勢の時間が増えはしたが大きなピンチまでは迎えず逆にあと1点に向かい前進を始めた

 

しかしこの後スコアは動かず前半終了

田島を下げ秦皓をRSBへ

秦皓がいたポジションに小宮を投入し中盤の活性化を図りつつ秦皓の運動量に期待し一つ下げた形だ

これによりSANTANAの両SBは無敵の運動量コンビになった

 

もう一点は細かい部分だが明石と智人志の位置を変えた

コンディション不足で若干のトラミはあったが元々の技術は歴然で、落ち着いてまともにキープできるのが明石だけになっていた

ならばなるべく自陣ゴールから遠い場所でキープしてもらいリスクを減らす算段だ

 


後半開始から古宮が動く

 

持ち前のテクニックやスピードでかなりボールに絡んでいた侑任と秦皓だったが練習で会えずこの試合が初対面となる明石にとにかくボールを入れていなかった

それに気付いていた古宮はポジションを上手く変えかなりの回数明石と絡んだ

 

前半から顕著に見られていた形なんだがボールサイドに集まり回せているまではいいが、その次

つまり誰が縦に抜け出すのか、それとも逆サイドに展開するのか

そこら辺がよく分からずボールカットされるような展開が多々あった

 

その時大抵明石は逆サイドで待っていた

 

ならばいっその事このまま明石に絡みにいってみようと言うのが古宮の考えだったのだろう

これで相手のぺナエリアに数回侵入したので正解だったと言える

 

ポゼッションは4:6で負けていた

が、チャンスの数はそこまで変わらなかったと思う

問題は中盤に起きていた

 

優の体力がゲージ0っぽい

柊吾も足伸ばすだけのディフェンスになってしまっているから相当疲れてるはず

逆に宮大イレブンは本当によく動く

SANTANAメンバーの足をじわじわ奪ってくる

 

ここで誰を下げて誰をどこに配置するか作戦ボードとにらめっこしていた時である

SANTANAが追加点を決めたのである

 

RSBの秦皓から相手ディフェンスラインの裏にボールが出た(実はこの場面を私は見ていない)

これに反応し縦に抜け出したのが優である

 

完全に相手キーパーと1対1になった優はボールをループでゴールに突き刺した

これで2-1

いやぁ役者が違うぜ優

これで今シーズンの3試合は必ず得点に絡んでいる事になった

 

あと秦皓が「わーいアシストだぁ^^」的に喜んでたけどスマン見てねぇ 


この後すぐ、お役御免とばかりにこの試合の得点者である優と柊吾の2人を下げ畦池と翼を投入し逃げ切りに入る

 

ここで圧巻のプレーを披露したのが畦池だ

順一が担当していたアンカーの位置に入るとチームに安定をもたらした

 

特にサイドへの顔出しが秀逸でいつもなら取られている展開もマイボールを続ける事ができ1秒でも長く自分たちがボールを保持する動きに尽力した。これにより宮大ウイングスのシュートを撃つ時間がドンドン減るので後半無失点の立役者と言っても過言ではない

 

と、言うかこの後の展開の主役はディフェンダー全員でした

 

とにかく死に物狂いで2点を奪いに来る宮大ウイングス

 

これを熱い情熱と冷静な対応で跳ね返すSANTANA

見ている側からしたら一番面白い時間帯に入りました

 

両サイドバックはわざとかよっ!ていうくらい裏を取られながらマンガかよっ!ていうくらいのスピードで戻り、そして弾き出す

 

今節MVPの優樹は逆に冷静すぎるだろってくらいクールに一つ一つ潰していく

 

空中戦もあの前田に引けを取らない高さでした

 

いわゆる押し込まれている状態ではありましたがいくつかのチャンスは作り宮大ウイングスに危険な空気だけは漂わせつつのらりくらりとかわしていたら残り時間9分くらいか?

 

キーパー健が相手と接触しまぶたを切ってしまう

あまりにも出血が止まらないので最後の締めの部分で投入予定だったカズをキーパーとして緊急投入


この健の怪我で時間が長く止まったのが功を奏したのか試合がトーンダウンした

 

多分カズもボールキャッチしたの2回くらいじゃないかな?

もちろんフィールドのメンバーが蹴らせてはいけないと必死に足出してくれたおかげだが

 

試合はそのまま終了し、なんとか2-1で勝利を収めることができました

 

皆がファイトして素晴らしい試合だったと思います

 

宮大ウイングスさんありがとうございました!

 

 

面高 健祐

レスポンス自体は素晴らしかったが足元に一抹の不安を覚えた。怪我をも恐れずボールに飛び込む姿勢はキーパーの鏡

 

田島 啓央

試合中ずっと中途半端な動きを披露した。中々試合に入れなかった選手の1人

 

前田 法彦

終始宮大の攻撃を跳ね返し続けた。たった一つだけの大きなミスが失点シーンの起点だったのが残念だ

 

石塚 優樹

まさに壁。ありとあらゆるピンチを冷静に跳ね返しチームに安定をもたらした

 

安山 侑任

異常なほどのスピード。この武器が特に戻りの時に発揮されていた。まさに私の狙い通り

 

尾崎 順一

色んな方角から来る相手を見なければならず難しい試合になった。それでもある一定の評価はできる活躍をしたと言える

 

野澤 秦皓

前半は中盤のキーマンだった。ボールに絡む事が多く、さらに勝率も高い。後半も自慢の運動量を武器に右サイドの全てに絡んだ。スマン見てねぇんだわ

 

長渡 優

流石に宮大相手にはドリブルもパスも鳴りを潜めた。が、それでも得点してしまうのが優だ

 

明石 崚

記念すべきデビュー戦が昨年度王者。しかしこの男にはそんなの関係なかった。飄々とキープする姿はレベルの違いを感じた

 

西山 智人志

本人が「何もできなかった」と言っていた通りかなり難しい試合になってしまった。前半の前半はらしさを見せたが段々と尻すぼみ、、、

 

本多 柊吾

圧巻の先制劇でチームに勇気を与えた。あと多分頭がいい。言った事がダイレクトに体現できていた

 

古宮 秀隆

後半の頭から投入。序盤は色んな場所に顔を出したが徐々に右に固定されてきた。宮大相手には自由を与えてもらえなかった

 

森 翼

相手を突き放すゴールが決まって即ピッチインというしびれる展開だったのでプレッシャーが足を引っ張らなければいいがと不安だったが最近体のキレも戻りつつあり今回はディフェンスに尽力した

 

畦池 彰

後半投入された選手の中では一番の違いを生んだ選手。ディフェンスもここ最近ではマックスに体を張っていた

 

平尾 和基

まさかのアクシデントでキーパーデビューしてしまった。ナイスキーパーでしたありがとう!!