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宮崎地区社会人サッカーリーグ 第4節

2016.05.29(日) 萩の台運動公園

MATCH RESULT

SANTANA

 

0  前半  0

 3  後半  2

 

  FCSFIDA 

GOAL
 森 翼 (前田 法彦) 35分       
      42分 失点
横山 尚武  45分      
      51分 失点
西山 智人志 56分      

 

MEMBER
STARTING RESERVE
P No NAME G A 評価 P No NAME G A 評価
GK 1 小牧 聖弥     4.0 DF 15 平尾 和基       4.0
DF 7 田島 啓央     4.5 MF 23 濱砂 拓巳      4.5
DF 25 前田 法彦    1 5.0            
DF 2 上野 俊介     5.5            
DF 20 松元 大貴     4.5            
MF 10

西山 智人志

 1   5.5            
MF 5 黒木 充照     8.0            
MF 16 安山 侑任     8.5            
MF 13 横山 尚武  1   5.5            
MF 11 森 翼  1   5.0            
MF 17 長渡 優     4.0            

MVP 安山 侑任

あまりよくないチーム状況を持ち前のテクニックと異常なほどの運動量で救い続けた。ベンチからも「ユウトがやばい、効いている」と何度も声が上がっていたように出場メンバーの中でもかなり目立った存在になっていた。デビュー2戦でどちらとも雨の試合になってしまったが足元の不自由を感じさせない戦いっぷりで次の試合も大いに期待できる。

GAME ANALISYS

第2節に続き雨の試合となった第4節大変にお疲れ様でした

 

対戦相手はFC Sfidaということで昨年度0-4の大敗を喫した相手でした

 

この敗戦は去年の開幕戦まで遡る事になるんですが思い返せばSANTANAはこの試合から今まで60分の公式戦で一度も負けていません(カップ戦PKでザッキーズには敗れていますが)

 

試合2日前の練習でショートパスの確認をしましたが当日は雨でグラウンドが田んぼ状態

 

ロングパス主体のシステム変更を余儀なくされました

 

 

 

 長渡優     森翼     横山尚武

 

   黒木充照     安山侑任

 

        西山智人志

松元大貴            田島啓央

     上野俊介  前田法彦

 

       小牧聖弥

 

 

FCプレスト戦で大いにハマった裏を狙うシステムを採用しました

 

約束事が2つ

 

①強いグラウンダーでのラストパス(フライパスだと裏を取れたとしてもワンバウンド目がかなり伸びてキーパーボールになるため)

 

②相手陣内でのプレスの徹底(この足元なので通常よりミスが起きる確率が高いため)

 

この確認をして試合開始

 

やはりと言うかなんと言うか、、ボールの扱いにかなり苦戦しているSANTANA

 

少し時間が経つとある違和感を感じます

 

SANTANAの足が止まっている

 

相手陣内でのプレスは約束事であったはずなのだが中々プレスにいかない

 

多分足元の悪さで思い切った自分のプレーが出しにくかったのかもしれない

 

しかしこの約束を守れなかった事が最後まで大きく響く

 

前半10分を過ぎた頃だっただろうか

 

一応5分5分の展開をしていたSANTANAだったがディフェンスリーダーの前田が一喝するほど守りの部分ではチグハグでした

 

今一度認識を改めないといけないのはSANTANAは0トップということ

 

システム上裏を狙う要員として張り付いているのであればまったく問題はないのだが、プレスト戦と大きく違うのは前3枚が相手のミスを作れなかった所

 

構えて守ればそれは引くことになってしまうので裏への意識が薄れてしまう

 

だからこそ相手陣内でのプレスを要求したのだが、、

 

最近のSANTANAで俺が一番好きな部分だった中盤勢の運動量からなるプレスは見る影もありませんでした

 

これがいわゆる相手のサッカーに付き合うということですね

 

それでもSANTANAは苦境を跳ね返す力があります

 

CHの充照と侑任が必死で走り回りマイボールの時間を少しずつ増やしていきます

 

グラウンドにも慣れてきて皆もそろそろエンジンかかるかなぁなんて思った頃には前半が終了してしまいました

 

相手14番の選手に苦戦していた田島を下げ大貴をその位置にシフト

 

空いたLSBにカズを投入

 

もう少し運動量を上げようと声をかけて後半開始

 

しかしというかやはりというか一度できた流れには中々歯向かえずに前半同様ダラっとした入りだったのが正直な印象です

 

あまり改善が見られず、このままズルズルいきそうだなぁと思いかなり早いが残り1枚のカード(濱砂拓巳)を切る決断をした時に試合が動く

 

前田からの縦のロングパスにいち早く反応した翼がディフェンダーをぶち抜き冷静にゴールゲット!

 

後半開始5分の先制劇だったのでかなり難しい選択になる

 

このまま1点差を守り抜くのかあと1点を取りにいくのか

 

定石通り守り抜く事に決めたんだが色々不都合があった、、

 

得意ポジションが前目のハマちゃん

 

彼に守備的な指示をして一番前に配置することにしたのだがが問題はハマちゃんがデビュー戦だったこと

 

そんな日に最少点差リードで残り時間20分以上という中々の重責を担わされるとは可哀想に

 

その時の俺はそんな事には気付かずハマちゃんを呼び準備をさせ交代申請を出しに向かう途中で!

 

SANTANAは追いつかれてしまう

 

SANTANA右サイドでボールキープされなんとか大貴がマークについていたのだが一瞬のスキを突いて中央へクロスを入れられる

 

俊介がヘッドでクリアしようとしたが届かずフリー気味のSfidaの選手へボールが向かう

 

これを左足でのダイレクトボレー

 

ボールはそのまま逆サイドネットに突き刺さり同点

 

SANTANA4試合目にして初失点

 

この失点はシュートもうまかったしまぁ仕方ないが、、予定が狂った

 

とは言え元々前目のハマちゃんだし馬力もあるので疲れたSfida相手には最適かとそのまま交代を申請

 

ドリブルが得意な優の日ではなかったため優をアウト

 

この後またすぐに試合が動く

 

左サイドからのボールを受け取った尚武がドリブルを仕掛け4試合連続(全試合)となるゴールを決めた

 

あんな足場でもとにかく速かった

 

この日沈黙気味の尚武だったが、ここぞという時に結果を出せる選手に成長した

 

しかしSANTANAはこの2度のリードをまたも守れない

 

尚武の得点の6分後

 

コーナーからダイナミックなヘッドを食らい同点に追いつかれる

 

SANTANAが大得意としているパターンだっただけにお株を奪われた格好だ

 

この時点で残り時間9分

 

まだ諦めるには尚早だがベンチ側はかなり苦しくなったと重苦しい雰囲気

 

しかしピッチを見ると俊介が手を叩き「まだだぞ!」と皆を鼓舞している

 

他のメンバーを見てもギラついている奴らがちらほらと

 

なんと頼もしい事か

 

勝利に向けてSANTANAはギアを上げた

 

終了5分前

 

少し窮屈だったが数名がかりで相手左サイドを切り崩しにかかったSANTANA

 

最後にパスを受けた智人志が大仕事をやってのける

 

縦に流れながら独特の柔らかいタッチで横からもらったパスを完全に支配した智人志はその完璧な流れで相手の足をつり出した

 

これに引っ掛けられて転倒した智人志は難なくPKゲット

 

中々の緊張感だったがあっさりとこれを左に沈めこの日3度目のリードを奪う

 

この得点が決勝点となり今シーズン一番のピンチを背番号10が救いまし

 

この後の尚武と翼もお見事だった

 

マイボールをひたすらコーナーでキープしあわよくば得点を狙う姿勢も示しSfidaをけん制

 

試合はすぐに終了のホイッスルが吹かれ3-2勝利

 

これで開幕4連勝となりました

 

いやしかし正直焦りましたがキッチリ去年のリベンジを果たしてくれた選手達を誇りに思います

 

FC Sfidaさんありがとうございました!

 

 

 

  • 小牧聖弥

ゴール前の環境が劣悪すぎて可哀想だった。キック精度は改善の必要あり。

 

  • 田島啓央

14番の選手にかなり手を焼いていた印象。田島の武器であるスプリント力を雨に奪われた。

 

  • 前田法彦

試合開始すぐにキックミスで相手に渡してしまった。前田ほどのプレイヤーがあの軽率なミスをすると目立ってしょうがない。つまりそれは後輩たちにも無意識に伝染する事なのかもしれない。

 

  • 上野俊介

流石と言えるプレーもあったが流石に2失点だとCBには中々高評価は厳しい。

 

  • 松元大貴

最初の失点の起点となってしまった。判断がかなり難しい展開でファールしないのは正解だった。クロスを上げられたのは残念ながら不正解となる(結果論だが)

 

  • 西山智人志

PKをゲットしチームを救った。が1試合通じてずっとポジショニングミスを続けた。上がるのは構わないが近くのボールも競りに行かない、そして戻らない。チームの心臓がこれならそりゃチグハグになります。

 

  • 黒木充照

間延びしまくった中盤を走り倒して埋めていた。キープ力もえげつなくコンビを組んだあいつさえいなければMVPだった。

 

  • 安山侑任

コンビを組んだ充照と共に試合中ずっと走り続けた。とにかくサボらないので相手はかなり厄介だったはず。雨でこの運動量だったら晴れた日はどうなるんだろう、、、

 

  • 横山尚武

2点目のシーンを試合中何回か作った。あの足場だと1点決めただけでも御の字だろう。しかし珍しくディフェンスに体力を使わなかった。

 

  • 森翼

先制点はさすがのスプリント力だった。前節の宿題であったキープ力の件は次の晴れた試合に回すとしよう。

 

  • 長渡優

ディフェンス戻ることを嫌がっていたように見えた。俺の配置ミスだったと思う。スマン。

 

  • 平尾和基

練習中に見せるしつこいディフェンスをまだ試合では見せる事ができていないと思う。あと少し時間を掛けてチームに馴染めばカズの活躍の場も増えると思う。

 

  • 濱砂拓巳

ついにデビュー戦を迎えた大型新人。が、本人も認める通り何もできなかった。せめて手にしたあのビッグチャンスをものにできていれば本人の足も軽くなっただろうに。残念。