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宮崎地区社会人サッカーリーグ 第5節

2015.08.02(日) 萩の台運動公園サッカー場

MATCH RESULT

SANTANA

3

 

1  前半  0

2  後半  1

 

1

H.L.FD

GOAL

森(西山)

04'      
30'      
長渡 44'      
       59'  失点

MEMBER
STARTING RESERVE
P No NAME G A 評価 P No NAME G A 評価
GK 01 小牧 聖弥     5.5 DF 07 田島 啓央     5.0
DF 38 小牧 凌     6.0  DF 04 松元 広宣     -
DF 08 親見 啓介     5.5            
DF 25 前田 法彦     5.5            
DF 88 高橋 良輔     4.5            
MF 10

西山 智人志

  1 4.5            
MF 17 長渡 優 1   5.0            
MF 05 黒木 充照     6.0            
MF 85 長友 浩大     4.5            
FW 09 横山 尚武     5.5            
FW 11 森 翼 2   6.0            

MVP 小牧 凌

年齢的に言える立場でもないのは承知してるが、とにかく文句一つ言わず走り抜いた選手。無骨に相手との距離を詰め続けるディフェンスはSANTANAの中では珍しいスタイルで相手も嫌がっていた。これからそのスタイルを洗練していくためのスピードとスタミナに期待。

GAME ANALISYS

鬼のように暑い中、リーグ戦第5節大変にお疲れ様でした

 

上記の通り、この試合は3-1の勝利で納得の結果かなと思います

 

この日は珍しく監督である私もピッチに立ちました

 

グラウンドのどこにいても暑くてとにかく日蔭に逃げ出したかった

 

そんな私は今季初出場で早速初失点(←?)を記録し貫録のプレーぶりとなりました

そしてこの男(監督)が失点に絡むだけではなく采配でも悪手の連投でチームに負担をかけたのであります

 

 

まず試合開始前の円陣

 

システムを伝えた後に対戦相手の情報共有で

 

『只今4戦全敗のチーム』

 

『不戦敗を除く3試合で11失点』

 

『得失点を稼ぐならこの試合かもしれない』

 

と嫌でもハードルが下がる伝え方をしてしまった

 

しかしそれは間違いだった

 

試合開始からHondaLockF.Dの猛攻に晒されたSANTANAは頭にある情報とのあまりのギャップに困惑しかなり危険な場面をいくつか迎えた

 

相手のシュートミスも手伝いなんとか失点は免れたがまだ現場は混乱

 

そんな前半4分に中央から西山がフライスルーパスを送る

 

これに反応したのが翼

 

いったん足元にボールをおさめおさめない!

 

そうだった

 

彼には私の常識が通用しないんだった

 

翼は少し前に出ていたキーパーが見えていたのかそのままダイレクトのループシュートでゴールを狙う

 

このシュートが逆サイドネットに「バスッ!」、、いや、「ズバッ!!」、、いや

 

「つバサッ!!」と決まりSANTANAはあっさり先制した

 

このゴールでなんとか集中をしてくれ!

 

と、祈る気持ちで見ていたがどうにもHondaLockF.Dの圧力が強い

 

HondaLockF.Dは特に中盤から前線にかけてメンバーを揃えてきたのでその部分での奪い合いで後手を踏むと素早い攻撃にまで晒される

 

翼の先制弾から一進一退の展開が続き危険な場面を迎えるたびにディフェンダーのフラストレーションが溜まる

 

あまりの暑さにSANTANA中盤のディフェンス意識も低く、どちらかと言えば攻撃に比重がかかっていた

 

これはまさに私が間違った情報を皆に伝えてしまった事により起きた事象で大変反省しております

 

あまりにも攻撃を受けすぎている現状から生まれたフラストレーションは、前半20分すぎにはチーム全体に蔓延していた

 

グラウンド内のあちこちでポジショニングの修正という名目の怒号が飛ぶ

 

この様はいつ見ても悲惨で、パニックに陥っているのがバレバレなのだ

 

おいおいこのまま折り返すのかい?と頭を抱えた前半終了間際

 

翼が相手ディフェンダーからボールを奪いそのままシュートまで持ち込みゲットゴール!

 

チーム内得点王の尚武に追いつくシーズン3点目

 

これはチームを助ける意味でも大きなゴールになった

 

はずだった、、、

 

この後すぐにハーフタイムに入る

 

メンバーが木陰に集まり前半の議論が交わされる

 

皆の話を静かに聞いていたが、いつまでもまとまらず大事な答えも出さずにスーッと黙り出したので私は少しだけ鬼の形相で少しだけキレた←

 

見てて一番引っかかった事

 

それは明らかに全員が少しずつだけ守備をサボっている事

 

これをされるとホントに何も上手くいかなくなる

 

こんなことを少しだけ鬼の顔で言った

 

すると皆がシーンとなってしまった

 

少しどころかかなり「やべえ」と思った

 

まぁそれはそれとして実際どうだっただろうか?

 

開始直後こそ何もできなかったが先制点以降はあまたのチャンスを作った

 

つまり攻撃には十分な足を使っていた

 

なのに相手の攻撃にも沢山晒されるのは連動した守備ができていなかったのではなかろうか?

 

単体で守備して毎回ボールを奪えるのならばチームプレイの意義は無いのだが実際はそうはいかない

 

君たちが攻撃になら体力を使えるように相手も1点もぎ取るために攻撃には走ってくるのだ

 

ここを自由にさせると相手は止まってくれない

 

心折れてくれない

 

どうせ攻撃時には走っちゃうんだ

 

なら意識的に守備しようぜ

 

イニシアチブを握るなら守備から

 

攻撃だけでそれをしようなんて甘い考えは捨てましょう

 

そういう単純なお話

 

 

さぁ後半!!

 

正直5分までは見違えるようなプレスの改善が見られ明らかに嫌がったHondaLockF.D

 

しかしこれも長くは続かず徐々に盛り返されていく

 

またシュートに晒される時間とSANTANAのシュートが入らない展開

 

この試合いったいいくつのビッグチャンスを迎えただろうか

 

尚武も浩大も翼も充照も前田も

 

いっぱいあったね

 

迎えたチャンスの半分だけでもゴールにつなげていれば、、、なんて思考は無粋か

 

簡単に決められないと分かっているからこそゴールが決まると嬉しいわけだし

 

ただもう少しシュート精度の改善は必要かなと

 

そんな状況下で1人落ち着き払ったのが長渡優

 

後半14分のショートカウンター

 

左サイドをドリブルで切り裂いた優の前にはキーパーだけの状態

 

グッと構えるキーパーのタイミングを外すようにドリブルしているそのままの歩幅でシュート

 

これを全く浮かさずゴロで左サイドにコロコロと決めてみせた

 

なんとも不思議なシュートで外で見ていた俺も一瞬タイミング外されたし近くにいた宮崎銀行FCの面々もこぞって驚愕していた

 

さすがにこの得点で持ち直すかと思ったが情勢は相変わらず

 

HondaLockF.Dも折れないし、SANTANAにいたってはいまだに仲間に怒号を飛ばしている

 

まぁハーフタイム中の私の叱咤が皆に伝染してしまいましたね

 

スマン(*^▽^*)

 

しかし君ら言い方ってものがあるでしょ

 

悪い日なら悪い日なりに切り替えていける心のスキルを持ちましょう

 

まずはチーム一丸となってやりきる

 

自分が犠牲になっても構わないとフォローしてあげる

 

それでも改善されない選手には俺から直接ゲキが入る

 

軽くパニックに陥ってるチームがグラウンド内でゴチャゴチャゆーてもねぇ

 

正直SANTANAにはメンタルで引っ張るリーダーがスタメンにはいません

 

ずい辺りが超絶テクニシャンならばよかったのだがいかんせんただの頑張り屋さんなので

 

年齢的には優や前田なんだろうが優はすぐイライラしちゃうし、前田は黙々とプレーで引っ張るタイプ

 

チームの運営は難しいねぇ

 

 

おっと話が脱線してしまいました

 

さて、優のゴールの後小牧凌を下げ田島を投入

 

戦術的な交代と言うよりかは、凌が試合直前まで陸上部の合宿で体を苛め抜いていたので大事を取っての交代である

 

この頃には試合はカウンターの応戦になっていたのでSANTANAのメンバーは疲弊しきっていた

 

特に尚武

 

後半の給水タイム前から何かおかしい

 

声を掛けるが届かない

 

給水タイムに大丈夫かと聞いても返事に使う体力ももったいなさそう

 

あれ?

 

これ、熱中症じゃね?

 

あれ?

 

やばくね?

 

交代メンバーいなくね?←そっちかい

 

その時はフラフラとピッチに戻った尚武

 

そこからもこちらの制止を聞かずフリーランを続けたのだが遂に限界がきた

 

微かな声で「ヒロさん。。。」

 

その手は✕サイン

 

まかせんかい!

 

交代メンバーがいなく、どうしてもの状況が来た場合のみ発動する「代打オレ」

 

日傘を持ってピッチインしたかったが審判に殴られそうだったのでそのまま出陣

 

ピッチに入ってすぐ思ったこと

 

帰りたい

 

暑すぎるだろこれビールください

 

こんな中みんな走り回って凄すぎるわ

 

ハーフタイム中に生意気な事言ってすいませんでした

 

こんな事をボーっとしながら考えていると隣の前田が「この試合今季で一番最悪ですよ」と苛立ちを隠さなかった

 

一瞬俺は(´A`)ヒッすいません

 

と、ビビったが思えばそうだよな

 

こんなコンディションの中で自分のMAXを出せなんていうのが土台無理な話

 

ただ前田はチームとして頑張り切れていない事に腹を立てたんだろうけど

 

実際相手さんも同じ状況下で善戦してる訳だし

 

と、体動かさずに頭ばーっかり動かしてたらアッ!という間に失点した

 

なんたる失態

 

尚武のピンチは救ったがチームは救えず入って速攻失点するなんて

 

誰か人のせいにしたい

 

翼だ!翼が悪い!

 

あ、あいつFWだから関係ないわ

 

佐藤か!佐藤が犯人だな!?

 

あ、あいつ来てすらいないわ

 

と、言うわけで充照が悪いことにしてこの件はうやむやにします

 

この失点の後すぐにホイッスルが鳴り試合終了

 

最悪のコンディションのなか得たのは勝ち点だけか?

 

それともチームとしての成長の糧まで得られたのか

 

そんな分岐点に立ったような試合でした

 

HondaLockF.Dさんありがとうございました!