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宮崎地区社会人サッカーリーグ 第3節

2015.07.05(日) 宮崎エントランスプラザ

MATCH RESULT

SANTANA

3

 

1  前半  0

2  後半  2

 

2

宮大WINGS

GOAL
 森(西山) 16'      
      39'  失点 
長友  52'      
 横山(森) 55'      
      59' 失点

MEMBER
STARTING RESERVE
P No NAME G A 評価 P No NAME G A 評価
GK 01 小牧 聖弥     6.5 MF 99 青野 巴哉     7.0
DF 38 小牧 凌     8.0            
DF 25 前田 法彦     7.0            
DF 07 田島 啓央     7.5            
DF 08 親見 啓介     7.0            
MF 10

西山 智人志

  1 8.0            
MF 05 黒木 充照     7.5            
MF 85 長友 浩大 1   8.0            
MF 22 長渡 優     8.0            
FW 09 横山 尚武 1   8.0            
FW 11 森 翼 1 1 8.5            

MVP 森 翼

大勢の怪我人を出し、不安いっぱいで臨まなければいけなかった宮大ウイングス戦。そんな試合でとんでもなく凄い先制弾をあげチームに勇気を与えた。雄叫びも◎

 

GAME ANALISYS

写真撮ってなくてよかった

 

浩大がゴールした時、皆が浩大にかけよりワシャワシャしてる瞬間を

 

今思い出しても泣けてくるから

 

よかった写真撮ってなくて

 

 

さて、運命の宮大戦

 

この試合の位置づけとしてなぜ「運命の」なんて大げさな文言なのか

 

それは開幕戦と2戦目で勝ち点5を失っているからですね

 

いきなりピンチに立たされたSANTANAはもう一敗もできない

 

負ければ優勝がなくなる

 

そんな状況での最強の相手宮大戦だったので「運命の」と大げさなのである

 

結果から言うとSANTANAはこの運命のミッションをクリアしました

 

前節のSTRAGET戦で多数の怪我人を出した為この日のサブメンバーは1人

 

逆にと言うかこれでと言うか、SANTANAユース世代の高校生2人がスタメンデビューを果たす

長友浩大と小牧凌だ

 

互いに高校一年生で偶然同時期にSANTANAに加入し偶然小学生の頃同級生だった2人

 

そんな所にも何か運命めいたものを感じる

 

大げさではなく実際にこの2人は試合で大活躍する

 

試合開始からSANTANAは珍しくイニシアチブを握る

 

これまで慢性的に試合の入り方を間違える癖を患っていたSANTANAだがこの日は違った

 

昨年度王者を相手に一歩も引かず展開していく

 

そういえば去年の宮大戦も入りが良かったとレポートしたような気が、、、


そんなSANTANAを押し返すように宮大が圧力を強めてきた前半半ばに先取点が生まれる

 

SANTANA自陣でボール奪取に成功した後右サイドにいた西山智人志から縦に強いボールが送られる

 

敵と同時に反応するがポジション的に後ろからスタートすることになった森翼

 

ここで観客席がどよめく

 

翼が自慢の快速を飛ばしに飛ばし追いつくどころか追い抜いて先にボールに触ったのだ

 

いつも尚武の足にビックリして忘れてたが翼もSANTANAが誇る快速アタッカーの1人だ

 

ただ状況的にはまだここではゴールは遠い

 

なんとかペナルティーエリアに侵入して折り返せば尚武がい打ったー!!

 

関係ないのだ

 

生粋のストライカーはどんな場所からでも決めれると思ったらその足を振り抜くのだ

 

このボールが凄いスピードで逆サイドネットに突き刺さる

 

グラウンダーのシュートだったのも◎

 

この後のSANTANAの対応も凄く良かった

 

こういう相手にまだ残り時間が沢山ある状況で先制点を取ると相手の圧力が強まるのと、この1点を守りたいという二者の思惑が合致しボコボコに攻められてしまう

 

しかしこの時のSANTANAはただただ引くと言う選択ではなくしっかり守ると言う選択を自然にした

 

似ているようで全然違う

 

全員が引いてクリアするだけの展開ではなく1人1人が自分の持ち場をきっちり跳ね返す

 

引いてないので質の高いカウンターも発動でき相手も攻撃に全力を注げない

 

この場面で目立って活躍したのが長渡優、西山智人志、小牧凌の3名

 

優と智人志はピッチ全体に顔を出し攻撃に移る時のつなぎ役で優、相手ボール奪取に智人志が奔走した

 

凌は初めてやるポジションながら与えられた持ち場でキッチリ完勝し、中央に生じたピンチにも顔をだしチームを救う

 

これは後半になっても継続され、右サイドバックの凌が左サイドのピンチを潰してくれた場面もあった

 

ひとまず前半は1点リードのまま終了

 

ハーフタイムで浩大に「どんげや。大学生は強いやろ」と聞くと

 

「まぁ、、、楽しいです」とだけ答えた

 

なんて頼もしいんだ

 

「チャンスがあったら決めてこい」

 

「はい!」

 

そんな会話をしてSANTANAの若獅子をピッチに送り出す

 

チーム全体に伝えた事は

 

後半多分失点はします

 

しますけどそこで気持ちを折らないように

 

それと相手さんはセンターバックの間に狙ってボールを配給しチャンスを作ろうとしていたサイドバックのフォローが大事になってくるのでよろしくと

 

さて後半開始

 

ドキドキで戦況を見つめたが前半と同じくいい守りを継続していたSANTANAに少し安心していた

 

まったりと10分が過ぎようとしていた頃

 

試合は激動の流れに乗る

 

SANTANAがセットプレーから失点したのだ

 

斜め45度くらい、それほど遠くない位置だったがキッカーはクロスを選択

 

一度は外にクリアしたかに見えたがそこには宮大の選手がいて中に簡単にクロスを入れられ逆サイドにいた選手に直接合された

 

フリーキック時に一度は前田がオフサイドをコールしたがラインズマンの判定はオンサイド

 

中々練習できないパターンだったし急造ディフェンスラインの為一瞬の隙を与えてしまった格好

 

仕方ない

 

むしろ想定の範囲内だ

 

と、頭では分かっていても体には響いたようで俄然SANTANAのペースが落ちる

 

なんとか必死に食らいつき耐え忍んだ後半残り8分

 

「運命のゴール」が生まれる

 

カウンターの展開で中央にいた充照からパスを受けた右サイド浩大

 

ここで果敢にドリブル突破を図る

 

内側に切り返し気付けばキーパーと1対1

 

左手には尚武がフリーで待ち構えてはいたが浩大は迷わずシュートを選択

 

ボールはキーパーの手をかすめるがそのままゴールイン

 

歴史的瞬間だ

 

衝撃すぎて鳥肌を通り越して寒気すらした

 

2015年7月5日

会場エントランス

第一試合目

vs宮大ウイングス

後半52分

 

長友浩大選手のSANTANAでの初得点の記録である

 

本人が忘れても俺は一生忘れないよ

 

やっぱ写真撮っとけばよかったかな

 

さて試合に戻ろう

 

この後すぐ田島が得意の✕サインを俺に小さく出したので田島アウトで巴哉イン

 

充照をCBに下げ巴哉をボランチに

 

この後左サイドで大きなピンチを迎えるが凌が逆サイドから猛然と滑り込み防ぐ

 

この時足を痛めうずくまるがボールが外に出ないため主審も止めない

 

宮大の選手も出したくないのでつなぐ

 

が、ここで宮大がミス

 

SANTANAにボールが渡る

 

ここでメンバーからはボールを外に出せと指示が出るがうちのアタッカー2人の嗅覚が出しちゃダメだと察知する

 

そのまま相手ゴールに襲いかかったのだ

 

確かによく考えれば大きすぎるチャンスでもあった

 

相手ディフェンダーはほとんど出払っていた

 

敵陣でマイボールにした

 

シュートまで打ち切ってしまえば主審も止める

 

攻めない手はなかったのだ

 

わずか1点リードで味方負傷の極限状態の中で一瞬で判断した

 

これは中々できない

 

翼からパスを受けた尚武はドリブルで敵をかわし最後は飛び出してきたキーパーをループで抜いてゴールゲット

 

とてもオシャレで味方を安堵させる素晴らしいゴールでした

 

結果このゴールが決勝点になる

 

なぜならこの後すぐに2シーズン前の得点王横山誠君に決められまた1点差に詰め寄られる

 

しかしここまで

 

リスタートのキックオフから優が気を利かし敵陣コーナーポストに大きく蹴り込み終了のホイッスル

 

まさに死闘

 

だけど踏ん張った

 

今季初勝利をまさか宮大ウイングスから上げられるとは思いもしなかった

 

こういう素晴らしい試合をしてくれるからSANTANAファンはやめられないのよね

 

全員頑張った

 

凄く感動しました

 

また次節も期待しております

 

宮大ウイングスさんありがとうございました!